スペイン旅行記:5日目/試合観戦@ラモン・サンチェス・ピスファン

 「どうしよう、さっさと9月の旅行記書き終わらないと、もうあと一ヶ月くらいで次のスペイン旅行に出発しちゃう……!!(※現在2010年3月下旬)」っておもったので、つーわけで、5日目のメインである、セビージャ対マジョルカ戦の試合観戦記です。
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 ☆9/22(火)夜・セビージャ☆
 そんなわけで(?)、スタジアムに入った瞬間、いきなりスタジアム内の売店でビールを注文し、すっかり野球のナイター中継を見に来たきぶんの私。あ〜青空の下で飲むビールって最高だわ〜!!(ダメ人間!!) この日は、カンプノウでのバルサアトレティコ戦のときにくらべて早めにスタジアムに到着したので、ちゃんと試合前のアップ風景とか見られたんですけど、つーかナバス、ちょう細え〜!!!!

 生ナバスは、黒ストッキングの脚がちょう細くてかわいかったです。(キモイ)

 そんなわけで、張り切って写真を撮ろうとおもったんだけど、いかんせん動いてる対象物を撮るのってむずかしくってよ〜。。。(苦) ほとんどの写真がブレまくってて見づらいことこの上ないんですけど、まあ比較的マシなものだけアップしときます。

 青ビブスをつけてる選手が、この試合のスタメンでした。

 ナバスを撮ろうとしてシャッターを切った瞬間、前を通りかかった地元のおじさんがバッチリ写りこんでしまった写真。おじさんの頭頂部にナバス茸(※新種)が生えている図のように見えて個人的にちょう受けたのでアップしとく。(えー)
 その後、アップを終えた選手たちが一旦ロッカールームに引き上げて行ったので、またのんびりビールを飲んだりしてたんですけど、飲まないときに足下にビールを置いてたら、ウッカリこぼしちゃってよ〜。。。(苦) 「まだ四分の三くらいしか飲んでなかったのに〜!!(涙)」とつるセコなことをおもいつつ、ビールを飲みながら試合観戦する夢が破れてションボリルドルフ(競走馬)になってたら、隣のアキさんから申し訳なさそうに、「ごめん、半分払うよ」と云われたんですけど、しょうじきどうやって倒れたんだかよくわからなかったので(じぶんが倒したような気も……)、その申し出は断り、「ま、とりあえずのどの渇きは癒せたからいいか☆!」と少女パレアナばりに前向きにとらえることにしました。……が、その直後に私の隣の席にやってきた地元ファンのおじいが、じぶんの杖を通路に横たえようとしたとき、そこがビールまみれで濡れに濡れていたため、心底不審そうな目で見られ、ものすごく居心地の悪いおもいを致しました。。。(大汗) けっきょく嫌そうにビールまみれの通路(つーか雨水を掃かせる溝みたいなところ)に杖を寝かせてたけど、おじい、マジでごめん……!!(土下座)
 ところで、カンプ・ノウバルサアトレティコ戦を見たときは、一階前列という高いチケットだったせいもあって、しょうじき周囲は観光客だらけで現地っぽさはあんまりなかったんですけど(つーか私たちの席の周囲にも日本人が3〜4組いたし)、ここサンチェス・ピスファンでは、日本人どころか東洋人もほとんど見かけませんでした。なので、まあしょうじき周囲から浮きまくってたし、通り過ぎるひとたちからじろじろ見られたりするし、もちろん前述した杖をビールまみれにさせてしまったおじいからも、ものすごく不審そうな視線を向けられたりしてたんですけど(大汗)、でも、そうこうしているうちにみんな大好き☆セビージャセンテナリオ・イムノがかかったので、地元ファンといっしょになってセンテナリオ・イムノを熱唱してたら、歌っている私を見て、おじいが驚きのち笑顔になり、歌い終わったあと、「Bienvenido,Sevillista!!(ようこそ、セビジスタ!!)」つってハグしてくれたので、「ああっ、去年の正月休みにまいにち練習してた甲斐があった……!!(※他にもっとやることあるだろ、というツッコミはそっと胸にしまってください)」とこころの底からおもいました。というわけで、センテナリオ・イムノを歌えるだけで地元ファンからの高感度がグッと(GOOD)アップするので、今後サンチェス・ピスファンにセビージャの応援に行く予定があるひとは、ぜひセンテナリオ・イムノを覚えて行ってくださいNE☆!(えー) そんなこんなで、私がなんとなく地元ファンのおじいと親睦を深めたところで、いよいよ選手たちが登場。

 これまた見事なピンボケ写真ですが、この日のセビージャのスタメンです。ネグレドルイス・ファビアーノの2トップに両サイドがナバスとペロッティ君、ドブレピボーテがコンコとレナトで、両SBがコンコとアドリアーノ、CBがスキラッチエスキュデのフランスコンビ。いまかんがえてみると、すっごい攻撃的な布陣だな〜!! ほんとうはこのあと、ナバスがセビージャのユニフォームを着たちっちゃい子を抱っこしてて、それがすっごいかわいかったんですけど、慌てて写真を撮ろうとしてブレまくったせいでなにがなんだかワカンニャーなので、もうそれはアップしないでおきます。。。(苦)

 というわけで(?)、試合開始。プレシーズンマッチとか旅行出発前に見たサラゴサ戦が、「勝ちはしたけど内容的にはびみょう〜。。。」ってかんじだったせいもあって、「今シーズンのセビージャは強くない!!」というちょう失礼な先入観を持って見始めたんですけど、そしたら意外とセビージャが強くてビックリしました。(笑) ネグレドルイス・ファビアーノの2トップも良いよ!! この試合のネグレドは、ちゃんと前線でボールをキープしたりポストプレーもちゃんとこなしてて、「ネグレド良いじゃん合ってるじゃん!! モンチ、さすがナイス補強!!」と、一気にネグレドに対する高感度がアップしました。そんなわけで序盤からセビージャペースで試合が進んだんですけど、そうこうしているうちに前半16分になり、その瞬間、『CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU(君の瞳に恋してる)』のサビの部分(「I love you baby……」)の替え歌で、「アントーニオー・プエールタ♪ ロロロロロロ〜ロ、アントーニオ・プエールタ♪ ロロロロロ〜ロ……」という大きなコールと拍手が客席から沸き起こり、なんかもう、それにものすごく感動して泣きそうになっていたら、そのあいだにコーナーキックのチャンスからスキラッチがゴールを決めてて、「うわあ〜もうなんなの、このドラマチックな展開?!!(※じぶんのなかで)」ってなりました。とりあえずセビージャの先制ゴールを隣のおじいとハグして喜ぶ私。あ、ちなみにゴール後の選手たちの祝福の様子とかは一切見てません。なぜなら、ゴールした瞬間に客席のファンが立ち上がるのでピッチ上の様子などなにひとつ見えやしないからです!!(えー)

 とちゅうでじぶんのデジカメで動画が撮れることに気付いて撮ってみたナバス↑。リーガ開幕戦のバレンシア戦とかでは、怪我明け直後だったこともあってあんまり良くなかったナバスですが、どうやらこの日はキレキレだったみたいで、asのEl Crackにも選出されていたとかいなかったとか……。(ちょう曖昧!!) ただ、前半じぶんたちの席の目の前がセビージャの左サイドでつまりはペロッティ君側だったせいで、しょうじき私、ナバスのプレーってあんまり見てないんだよね〜。(ファン失格!!) なので個人的には、ナバスよりも、「ペロッティ君がキレキレだったな〜」っていう印象のほうが残っています。ペロッティ君、近くで見ると判断も良いしちょう上手いわア〜!!(感心) そういえば、某W社のアナが、「ペロッティは地元ファンのアイドル的存在」ってコメントしてるのを聞いたときには、「ぜったい嘘だ!!」とおもってたんだけど、現地に行ってみると、ペロッティ君マジで地元ファンからちょう人気あったので、あながち嘘じゃないかもしれないとおもいました。そんなわけで、この日のセビージャの二点目は地元のアイドル☆ペロッティ君でした。たぶん右サイドのナバスのクロス→ペロッティ君かな??(ごちゃごちゃしててあんまり見えなかったのよ〜)

 ハーフタイム中にカペル君がアップしていたので撮ってみた写真。ナバスよりもよっぽどまともに撮れているところがなんだかなあ〜。。。(笑)

 なんだかすっかりペロッティ君にレギュラーの座を奪われた感のあるカペル君だけど、個人的にはカペル君にはがんばってほしいです。そういえばこの試合は現地19時スタートのゲームだったんですけど、ハーフタイム中に地元ファンのおじい達が、あきらかに自宅から持ってきたっぽいボカディージョを食べつつペットボトルの水を回し飲みしてて、その日常感あふれる光景に、「あ〜…地元のおじい達にとっては、試合観戦っていうのはとくべつな行事でもなんでもない日常の一部なんだな〜」とおもってしみじみしました。そういうフットボールのある日常って理想だなあ〜。

 試合を見てるときにおじいとちょっと話したんですけど、「セビジスタはみんな親切で優しいだろう?」と訊かれたので、ベティコはみんなセビジスタはベティコにくらべて冷たいって云うし真実はどうなのかわかんないな〜とおもいつつも、そんな複雑なことがスペイン語で云えるはずもないので、とりあえず、「そうおもうわ!!」と力強く答えておきました。(おい) あと、おじいがあまりにもペロッティ君のプレーに一喜一憂するもんだから、きっとペロッティ君のファンなんだろうとおもって、「好きな選手はだれですか?」って訊いたら、「Todos!!(全員だ)」って答えられたんですけど、その後ペロッティ君が交代する際に、だれよりもでかい声で、「ペローーーッティ!!ペローーーッティ!!」とペロッティコールをしていたので、ぜったいペロッティ君ファンだとおもいます。だってその後ナバスが交代するときには無反応だったし。(笑)
 そんなわけで、ナバスが交代しちゃったあとはあんまり記憶にないんですけど(おい)、とりあえずずっとセビージャの攻勢で試合は進み、しょうじき4−0くらいのスコアになってもおかしくないかんじだったんだけど、まあでも、けっきょく2−0のまま試合終了です。ちなみに現地ファンのおじい達は、試合が終わる10分前くらいには、「Hasta luego!!」つってみんな帰っちゃってましたけども。(笑) で、試合終了後、だれかとユニフォーム交換をしたらしく上半身裸のナバスを見て最後にグヘっとなったりしたあと、私達も地下鉄に乗ってホテルに帰ったんですけど、セビージャの地下鉄は新しいしオシャレだし清潔だしとても良いんですけど、ただしオシャレデザインすぎて手すりや吊り革などがほとんどないため、普段はいいんだけど、試合のあと車内が混み合っていて立っていなくちゃいけないようなときには、掴まるところがなにもなくて非常に困りました。。。(大汗) そういや地下鉄のなかでも、日本人っつーか東洋人はとうぜん私達だけしかいなかったので、地元の子供から好奇の目で見られたりしたんですけど、おもいっきり見返してにっこり笑いかけたら、途端に目を逸らされちゃったぜ☆!(不審者!!) で、そんなしょうもないことをやってるうちに車体が揺れて倒れそうになり、あわててアキさんに掴まったりしてたんですけど(大迷惑)、そしたら前に座っていたセビジスタのおじさんから、「Salud!!」と笑顔で声を掛けられたので、"Salud"ってくしゃみしたときとかだけに掛ける言葉じゃないんだな〜*1とおもいつつ、「Gracias!!」と答えておきました。そんなわけで、ホテルの部屋に戻って、どうかんがえても他の家が契約している電波を不法受信してるだろっていうような映りのわるいセビージャTVで、明日の練習が11時からということを確認したあと、「ああっ、明日はひさしぶりに馬鹿みたいな早起きしなくていいんだ……!!」という喜びをかみしめつつ、眠りにつきました。あ、そういえばこの日の夜に、「明日は選手達に会えるかもしれないし……!!」とおもって気合いを入れて韓国旅行に行ったときに買ったパック(エチュードハウスのやつ)を使ってみたら、それがすごく良かったので、また韓国行きてえな〜っておもいました。(えっ、なにそのオチ?!)

*1:「Salud」は健康という意味で、「乾杯!」とか、「(くしゃみをしたひとに)お大事に」というときにも使います。