2009スペイン旅行記:4日目/AM

 なんだかアトレティコがえらいことになってる今日この頃ですが、そんな試合の感想を書くのもツライので、現実逃避として旅行記を書いとこうとおもいます……秋。
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 ☆9/21(月)午前・バルセロナグラナダ
 前日寝たのが2時半過ぎだったというのに、早朝6時45分発(!)の飛行機でグラナダに移動しなければいけなかったため、この日は5時過ぎに起床……なんかもう起きた瞬間から全身全霊全力で眠いっつーか世界中が呪わしいきぶんっつーかコンタクトが目にしみてちょう痛え〜!!(涙) まあそんなわけで、まだ夜が明ける気配ゼロの5時40分(※スペインは日が暮れるのも遅いけど、そのぶん夜明けも遅かったです)にホテルから出ている空港行き無料シャトルバスに乗ってバルセロナ空港まで移動です。それにしても、こんなド早朝から空港行きの無料シャトルバスが出てるなんて、空港近くのこのホテルに泊まってほんとうに良かった!!(大嘘)*1

 スポーツショップのシャッターに描かれたチャビを見て爆笑したりしつつ、航空カウンターでチェックインを済ませて搭乗ゲートへ。ちなみに、この日もモチ☆Vuelingを利用です。予約時期とか為替レートによって値段は変わるけど、手数料とか荷物預け代込みで、運賃は一人6,220円でした。日本にも激安航空会社ができればいいのにィ〜!!
 ところで、さいきんブーツを履いていると金属探知器に引っ掛かって空港の搭乗ゲートをくぐれないということを皆さんはご存じでしょうか??(とうとつ) 私は知りませんでした。よくわかんないけど、成田空港のお姉さんの説明によるとブーツって中に金属が入ってることが多いんだってね〜「ヘエ〜」(※ひとりトリビア) なので、なにも知らずにブーツを履いていった私は、旅行中すべての空港でパーフェクトに引っ掛かってしまいました☆!(涙) そんなわけで、空港によってはゲートをくぐる前に、ブーツと上着を脱ぐよう(そういえば上着も脱がされますスペイン語で激しくまくしたてられるわけですが、ここバルセロナの空港では、なにを云われてるかわからずポカーンとしてたら、若干イラッとしたらしいザ☆カタラン顔のおばちゃんからいきなりビニール袋を顔に投げ付けられ、「ヒィ…ッ!!」ってなりました。いくら早朝でイラついてるからってそんな……!! しかしそれでもまったくビニール袋の用途がわからず、けっきょく靴下一丁でゲートをくぐったんですけど、あとでそっと振り返ってほかのブーツ女子を見てみたらビニール袋を履いてゲートをくぐっていて、そこでやっと、「な、なるほどそうやって使うんだったのかーー??!!」みたいな……まあでも、ビニール袋をくれたりくれなかったりは空港(と、そこの職員の気分次第…)によってまちまちなので、もう面倒くさいから、その後ずっと靴下一丁でゲートをくぐりつづけましたけどもね!!
 まあなにはともあれ、この日もかわいいブエリングの機体に乗り込んでグラナダへGO!!……とおもいきや、滑走路を走っているとちゅうに、「ガコンッ!!」というサムシングタイヤにぶつかったら音がしたかとおもったら、いきなり緊急停止……その後一時間以上点検のためバルセロナに足止めを食うことに……って、じゃあなんのために今朝5時に起きたんだよもっと寝てたかったわよバカーー!!(八つ当たり) そういえば、とちゅうでCAのおねえさんが、カートを押して機内を回りはじめたので、「遅延のお詫びにドリンクでもくれるのかしら??」とおもったら、どっこい通常どおりのただの機内販売で(※ブエリングは格安だけあってドリンクの無料サービス等はなく飲み物食べ物はすべて現金払い。でも朝食セットとかあって便利そうだった)、さすがスペインっておもいました。不安になった乗客から、「大丈夫なのか?」って訊かれても、「なにも問題ないわ!もうすぐ点検が終わって動くからちょっと待ってて!!」とCAのお姉さんがキッパリ答えたりしてて、その申し訳なさの欠片もない態度も、かえって清々しいよNE☆!
 まあそんなわけで、予定よりも1時間以上遅れてグラナダ空港に到着です。私は座席の両隣のMANがそれぞれスペイン人とイギリス人(推定)のメタボ中年で息苦しくてあまり眠れませんでしたが(涙)、アキさんはぐっすり眠れたそうです。ブエリング航空は座席を隣同士にするためには別料金が掛かるんですけど、そのサービスを利用しなかったから、この便は席がべつべつだったのよね〜。たった一時間強なので座席が離れてても特に不自由はかんじなかったんですけど、まあでも、カップルとかアベックとか恋人同士の場合は、数ユーロ払って、席を隣同士にしてもらえばいいんじゃないかとおもいます。私もそういう場合にはちゃんと払うよ!!(今後の抱負)
 えーと、まあそれはともかくとして、予定ではグラナダに8時10分に着く予定だったので、「それならアルハラブラ宮殿の予約時間は11時で余裕DA・YO・NE☆!」とおもってネットで入場券を予約してたというのに、気が付くとやっぱりたいして余裕のない時間に着いてしまい、またもやギリギリでいつも生きていたくないのにギリギリでいつも生きてしまうリアルReal Faceです。あ〜あ〜!!(コーラスではなく悲鳴)まあでも、私はきほんてきにノンキホーテなので、「たぶんなんとかなるだろ〜」とおもって空港からバスに乗ってホテルのあるグラナダ市内まで向かったのですが(タクシー代が勿体なくて……)、どうもスペインのバスには停留所というものがあまり存在しないらしく、みんなが適当な場所でどんどん降りていってしまうので、焦ってバスの運転手に、「ここはホテル・ナバスの近くですか?」と訊いたら、「そうだよ!!」と云うので、まったくどこなのかよくわからない場所で急いで下車。もちろん降りた瞬間から速攻で道に迷い、またもやグラナダ市民に向かって、「どこ行くんですかゲーム」ならぬ、「ホテル・ナバスに行きたいんですけどどこですかゲーム」を開始です。どうかんがえても楽しくなさそうなゲームですが(つーか罰ゲーム?!)、まあでも、グラナダ市民はみんな親切で、ひとによってはとちゅうまでいっしょに連れて行ってくれたりして、いきなりグラナダのことが大好きになりました。あったけえ、お前らみんなあったけえよ!! まあでも、唯一問題があるとすれば、みんながうろ覚えとか当て推量とかで案内してくれるため、いつまで経っても何人に道を訊いても、一向に目的地までたどり着かないこと☆カナ!!(駄目じゃん!!) 「ラテン民族は道を訊かれたとき、たとえ知らなくても知らないとは云わない」ってほんとうなのね……!!目的地であるホテル・ナバスは、ナバス通りの真ん中あたりにあるんですけど、いまかんがえてみると、みんなが、「たぶんこの辺りにあんだろ〜??」ってかんじでナバス通りの両入口のそれぞれどっちか一方に案内しようとしてくれてたせいで、おんなじところをグルグル回ってたのよね〜……けっきょく20〜30分くらいウロウロしてたかしら?? とちゅう、暑さと迷子になったことでグッタリしている背後のアキさんから、「だからホテルまでタクシーで行けば良かったのに……」という濃厚な負のオーラをかんじたりもしたんですけど、それには気付かないふりを通し(ひどい)、なんとか無事にホテル・ナバスに到着です。テメエ、場所がわかりづらいんだよ、ナバスのバカ!! でも……好き……!!(一方的な表現のツンデレーションです)
 さて、チェックインをしようとなかに入ると、ホテルのフロントのお姉さんが、他の客だか知り合いだかと電話しながら片手間で部屋の鍵をくれたり、エレベーターが亀の呪いが掛かってるのかしらってくらい遅かったりと、いきなりいろいろと気になるホテル・ナバスですが、極めつけは、いくらやっても部屋の鍵が開かねえ〜!!(泣)ちょうど隣の部屋に清掃中のセニョーラがいたので、「Senora!! No puedo abrir la puerta!!(※「セニョーラ、ドアが開きません」と云ったつもりです)」と助けを求め、優しいセニョーラから、鍵を開けるにはおなじ方向に二回グルッとまわさなければいけないことを教わりました。で、「Gracias!!」と笑顔で別れ、さっそく部屋に入ろうとした……んですけど、今度は鍵がどうしてもノブから抜けず(死)、別れて30秒も経たない内に、ふたたび隣室までセニョーラを呼びに行き、もうスペイン語でなんて説明すればいいかもわからなかったため、「No puedo…… (「できない……」)」と云いつつ、鍵を引っ張る動作をして情けない顔で助けを求める私。別れた尻からすぐに呼ばれたセニョーラは、若干ウンザリ顔ではありましたが、それでも親切に、「よく見ててね?」と云い置いて、鍵の向きを水平にしないとノブから抜けないことを教えてくれました。ほんとうにありがとう、セニョーラ!! でもこれ、本来ならフロントのお姉さんが教えてくれなきゃいけないことじゃないのか……??(大汗) まあそれはともかく、30分前までに11時からの入場チケットを引き替えなきゃいけないというのに、この時点ですでに時間は10時を回っていたため、荷物を置くやいなやASAPタクシーでアルハンブラ宮殿までGoです。グラナダではこのときと翌日セビージャに向かうためRENFE(スペイン国鉄)の駅に行くときの二回タクシーに乗りましたが、どちらも一切ボラれなかったので、やっぱりグラナダってちょう良いところだとおもうヨ!!(そんな理由なの?!) というわけで(?)、アルハンブラ宮殿見学編につづきマッスル。

*1:ホテル自体には文句はないんだけど、ただ観光することをかんがえると、場所が不便すぎてむしろデメリットのほうが大きかったです。大反省。