2009スペイン旅行記:3日目/AM

 「はやくセビージャ練習見学編が書きたい〜!!(※妖怪人間ベム風に)」とおもいつつも、順番どおりスペイン旅行記3日目のバルセロナ観光編を書いておきます。
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 ☆9/20(日)午前・バルセロナ
 この日は前日の帰りが遅かったせいもあって朝からクソ眠く。。。(涙) まあでも、前日の夜にリーガの試合を見て翌日寝不足っていうのはどうせ日本にいたときもおなじだったので(笑)、睡眠不足ではありましたが、わりと元気に過ごせました。そんなわけで、「きょうはバルセロナはマラソン大会があってるのか〜」とぼんやりニュースを見ながら身支度を済ませ、ホテルの朝食バイキングで腹ごしらえをしてから、観光に出発です。つーか、観光するには場所が不便極まりないけど、さすが四つ星ホテルだけあって朝食は美味いぜ、Tryp Aeropuerto!! でも、「せっかくだからスペインっぽいものを……!!」とおもってトルティージャ(※スペイン風オムレツ。大概じゃがいもが入っているのでボリューム大)を食ったら、朝から腹が重くて死にそうだぜ……!!
 さて、こんかいの旅行はツアーではなく個人で行ったため、大抵の場所の観光にはじぶんたちで勝手に行ったのですが、この日の午前中だけは、地球の歩き方にも広告が載っているミキ・トラベル・バルセロナの、「ガウディとモデルニズモ」という日本人向けの半日観光ツアーを日本から申し込んでおきました(※インターネットから簡単に予約できます)。けっこうガウディの建物とかってある場所がバラバラだから、ツアーで回ったほうが効率がいいかな〜とおもって。そんなわけで、のんびり朝食を食べすぎたせいでまたしてもギリギリCHOPな時間になりつつも、タクシーで集合場所の皮革専門店カストリアまでGoです。どうでもいいけど、このときに乗ったタクシーでは、バルセロナ滞在中、唯一ボラれなくて嬉しかったわ〜!! この日の朝は、一旦ホテルを出て道路上でタクシーを拾ったんですけど、やっぱりホテルまでタクシーを呼ぶとボラレ率が大幅にアップするような気がするので(とくに高級ホテルだとね〜)、もしスペインに行った際は、なるべく路上でタクシーを拾ったほうがいいとおもいます。マドリードでアルボル・デル・ハポンのオーナーも、路上で拾ったほうがボラレることは少ないって云ってたよ〜!!
 えーと、まあそんなわけで(DONNA?!)、9時半からツアー開始……のはずが、参加者が一組当日になってブッチしたため(憎)、10分遅れでツアー開始です。

 さいしょの目的地はカタルーニャ音楽堂。ガウディではなく、ドメネク・イ・モンタネール作の最高傑作だそうです。このカタルーニャ音楽堂は、どちらかという庶民向けの音楽ホールらしく(写真の像が庶民っぽい格好をした人たちが多いのもそのせいらしい)、ふだんはフォークシンガーのような人のコンサートが行なわれたりしてるらしいです。ちなみに、ブルジョワ層のための音楽ホールはリセウ劇場らしい。カタルーニャ音楽堂は内部の装飾が激☆綺麗だとバルセロナ情報サイトで見ていたため、内部が見たいーーと激しくおもったんですけど、このツアーでは外観を見て通り過ぎただけだったので、なんかすごい残念だったわ〜。。。どうもサッカーチケットの手配業者さんでチケットの手配と一緒であればカタルーニャ音楽堂のガイドツアー付き見学チケットも申し込めたみたいなので、申し込んでおけば良かったな〜とちょっと後悔。

 この日はそういえば朝からニュースでもやっていたとおりバルセロナ市内で大きなマラソン大会が行なわれていて、観光コースがバッチリ☆マラソンコースとぶつかってしまったため、本来ならば車で移動するところを徒歩移動することに。でも、マラソン参加者の列がなかなか切れなくて道路の向こう側に渡れず、若干マラソン参加者といっしょの方向に走りつつ、少しずつ向こう側に体をスライドさせ渡りました。(笑)

 で、お次はガウディ作のカサ・カルベです。地球の歩き方にも、「ガウディ建築のなかでは最もおとなしい作品」と書かれてますが、逆に云うと、ふつうに住むぶんには最も住みやすい建物と云えるのかもしれません。グエル公園とか住めねえよな〜!!(暴言)

 げんざい一階は改装されて、レストラン(予算55ユーロ〜)になっているらしいです。

 日本人ガイドさんの、「取っ手も凝ってますよ!!」という言葉に押されて、いちおう撮ってみた画像。ふだん写真を撮ることがないせいで(デジカメで5枚以上写真を撮ったのって、じつはこんかいの旅行が初めてでした)、大概の写真が、「トイカメラかよ?!」ってくらいピントが激☆甘くて見にくいことこの上ありませんが、気にしないでください。(えー)

 そしてつぎは、バルセロナでガウディと云えばなサグラダ・ファミリア大聖堂です。ガイドさんの説明によると、聖家族(サグラダ・ファミリア)っていうのは、ヨセフとマリアとイエスのことらしいですね〜。で、ヨセフをスペイン語読みすると、「ホセ」になるので、スペインのホセという名前の人たちが集まって建てようってなったのが、このサグラダ・ファミリアなのだそうです。ヨセフとマリアとイエスの像のうち、ヨセフが異様にデカイのはそのせいらしい。なんつーか……ちょっとした父権復権論者たちなのかな??(よくわかりません) まあでも、私はこの説明を聞いているあいだずっと、「ということは、セビージャでは会長(ホセ・マリア・デルニド)とナバス(ヘスス)のふたりで聖家族ってことになるんだな〜」とちょうノンキホーテなことをおもってました。

 そんなサグラダ・ファミリアの後ろ姿。この辺になるとガウディの設計図がもうないらしく、ガウディの草稿を元にガウディの影響を受けたガウディファンの建築家たちが作っているので、バルセロナ市民的には、「サグラダ・ファミリアって……なんかちょっとびみょう……」ってかんじでそんなに好きな建物ってわけでもないらしいんですけど、たしかに背面に回るといきなりみょうにスッキリしていて、サグラダ・ファミリアっぽい独特の貝殻感がなくてつまんないっつーか……しょうじきびみょうだな〜っておもいました。まあでも、そんなサグラダ・ファミリアは、現在でも絶賛☆建築中です。

 で、つぎもまたモンタネール作のサン・パウ病院です。こんなステキなモデルニズモ建築なのに、現在も数棟は病院として絶賛☆稼働中だそうです。すげえ〜!!

 これまたピント劇甘写真ですが、建物の内部もすごくかわいいです。ほんとうは病院として稼働している部分も、なに食わぬ顔で外部客として入ればふつうに見学できるらしいのですが、このツアーではそこまでは行かずちょうざんねん。。。ステンドガラスとかすごい綺麗らしいから見たかったのになア〜。。。(無念!!)

 気を取り直して、お次はカサ・ビセンス。ガウディ建築の処女作らしいです。ちなみに現在は個人宅なので、見学中に住んでいるひとが出てきてドッキリしたぜ!(笑)

 この建物は建築主がタイル業者だったということで、外壁にはタイルが大量に使われています。ていうか、このタイルが花柄でちょうかわいいわあああ〜!!

 つづいて、ガウディ作のグエル別邸。ガイドさん曰く、「日本ではグエル別邸と云われてますけど、じっさいはグエルさんの農園であって、別邸ではない」のだそうです。

 『地球の歩き方』によると、この正門のドラゴンは、ギリシア神話に出てくる黄金の林檎(愛と多産のシンボル)の園の万人である竜を象徴しているのだそうです。

 ガイドさんから、「不安定なように見えますけど、ちゃんとぜんぶ固定されてるので触って大丈夫です。ぜひ触ってみてください」と云われたので、歯とかガンガン触ってきました。たしかに意外としっかり固定されてて、触ってもビクともしねえ……!!

 さいごのほうは、それぞれの建物が近いということで徒歩見学で回りました。まずは、カサ・ミラ。徹底的に直線を排除してゆがんだ曲線を主調としているという、ガウディ作の変な建物です。ほんとうは内部とか屋上の見学もできるらしいんですけど、こんかいのツアーでは行かず……。でも、入場料9.5ユーロってボッタクリすぎじゃねえか?!

 これもガウディ作のカサ・バトリョ。この建物のテーマは海らしいです。ここも内部の見学ができるらしいんですけど、やっぱりこんかいのツアーでは入らず。でも、このカサ・バトリョは入場料が17.5ユーロというカサ・ミラの上を行くちょうボッタクリ価格なので(調子こいてどんどん高くなってきてるらしい)、なんかもう入る気になれないわ〜。。。

 さいごに、カサ・バトリョの隣にある、プッチ・イ・カダファルク作のカサ・アマトリェールを眺めつつツアー終了です。個人的には、カサ・バトリョよりもこっちのほうがかわいいとおもいました。(えー) さて、こんかいは日本人ガイド付きの半日ツアーで回ったわけですが、まあたしかにツアーだと移動の面とか便利だったりもするんですけど、でも、やっぱりちょっと痒いところに手が届かない感があるので(カタルーニャ音楽堂とかサン・パウ病院とか内部に入りたかったよー!!)、個人的にはツアーよりもじぶんたちで回ったほうがいいんじゃないかな〜とおもいました。もし今度またバルセロナに行くことがあれば、カタルーニャ音楽堂サン・パウ病院だけでも内部見学したいニャ〜。