2009スペイン旅行記:1日目

 そんなわけで(DONNA?!)、こんかいシルバーウィークを利用して9/18〜9/27の10日間で念願の初☆スペインに行ってきたので、せっかくなのでじぶんのおもいでのために、ちゃんと旅行記を書いておこうとおもいます。まあでも、ぶっちゃけかんぜんに私の自己満足なので、みなさん読まなくていいですよー!!(エエーー)
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 ☆9/18(金) 福岡〜成田〜パリ(乗り継ぎ)〜マドリード
 こんかいの旅行は、おなじみ『壱』のアキさんといっしょに行ったわけですが(この旅行の前にじっさいに会ったことはなんと二回しかない・笑)、二人とも海外への個人旅行なんてはじめてなので、もちろん無事にいくわけがないっつーか、いきなり福岡空港でじぶんたちが乗る飛行機がJALなのかANAなのか区別がつかない始末です。便の名前がNH-2142なもんだから、てっきり日本航空の略=JALだろうとおもってたら、じつはANAだったなんて聞いてないよモォー!!(※予約書に書いてあります) そんなわけで、JALの受付カウンターで、「あのぅ〜お客様の便はどうやら全日空のようなんですが……」と美人のお姉さん(でもおそらく年下)を困惑させたあと、既にスーツケースに貼って貰っていたJALのシールを破りつつANAのカウンターへ移動です。

 まあでも、国内でのトラブルはこのくらいで、あとは無事に福岡から成田へ移動したあと、いよいよエールフランス航空でパリを経由してマドリードに向かいました。上のはパリ行きの飛行機のなかでの一回目の機内食。一ヶ月前に泥酔して人生で最悪の醜態をさらし(橋の上から川にさんざんゲロを吐いたあげく、帰宅するとちゅうのタクシーのなかでも吐きました……)、母親にこっぴどく怒られて以来、この旅行に備えて体調を整えるためにしばらく禁酒していた私は、「やっぱり酒飲んだ方が機内でよく眠れるWA・YO・NE☆!」と、いきなり酒☆解禁で、白ワインを注文です。酒、うめえ〜!!(最低) まあでも、飛行機に乗った瞬間にさっそく腕時計をスペイン時間に合わせ(時差ボケ防止)(気が早い)、「ここであんまり寝過ぎても、時差ボケで現地で眠れなくなりそうだな〜」とおもってあんまり寝なかったので、ぶっちゃけワインを飲んだ意味なんてなかったっていうね!! ま、単に飲みたかっただけなんだけどね、エヘ☆!(エヘ、じゃねえよ……) そんなわけで暇を持てあまし、とくにきょうみもないのに、なぜか機内で、『ホノカアボーイ』を観賞してみる私。洋画にも邦画にも疎い私は、「この主演俳優が加瀬 亮なのか松山 ケンイチなのかも区別がつかない……」とおもいながら見ていたわけですが、いま調べてみたら、岡田 将生だったという……(おい)。

 そんなわけで、約12時間という痔主の私にはTHE・ツライ(That's right☆)フライトを経て、ぶじにパリ・シャルル・ドゴール空港(略してCDG)に到着です。……が、この日人生で飛行機に乗るのが二回目だったというアキさんが着陸前の急降下で飛行機に酔って、キャアアアーいきなりのピンチ!! とりあえず機内では備え付けのゲロ袋に吐いてもらい、飛行機を降りたあとトイレでひと休みしよう……と空港のトイレに入ったら、さすがフランス、いきなりトイレがちょうオシャレ!! 「タイルも便器もかわいいよ!! この、マドモアゼル・トワレ!!(意味不明)」と、おそらく吐いているのであろうアキさんの隣の個室で、異国の地に降り立った瞬間に便器を激写するノンキホーテすぎる私。なんか……無神経っつーかKYっつーか……(遠い目)。
 その後、アキさんの気分が治ってきたところで移動を開始したわけですが、この日出国ラッシュだったせいなのかなんなのか、入国カウンター(EU加盟国なのでフランスで入国審査があった)が激烈に混んでいてぜんぜん進まないー……とおもってゲンナリしてたら、どこからともなく現われた、やたら神経質そうな容姿の空港職員ムッシュー・オレンジ(※真オレンジのネクタイをしていたことから勝手に命名)によって、よくわからない裏道のようなところに誘導され……とおもったら、なんとオレンジが消えたーー??!!周りの日本人ツーリストもざわめきはじめ、「ひょっとして、これでもう一回列のさいごに並ばされるんじゃないの?!」とみんな半笑いです。「ちょっともうなんなのよオレンジ〜(笑)」とおもってたら、ふたたびどこからともなくオレンジが現われ(!!)、けっきょくちゃんとべつの入国カウンターに案内してもらえました。しかし、そのとちゅうとちゅうで消えたり現われたりを繰り返す、なんかやたらと神出鬼没なムッシュー・オレンジ……なんつーか……パリって不思議な都市だな〜とおもいました。(えー)

 その後、マドリード行きの便が出るまでのあいだ、「やっぱフランスといえばマカロンだよね☆!」とかわいいフランス男子の店員さんに日本語英語で話し掛けてマカロンを三個だけ買ったり(少ねえよ……)、売店でフランスのゲイ雑誌をひやかしたりしつつ時間をつぶし、いよいよ目的地マドリード行きの飛行機へ。たった二時間のフライトなのに、ここでも機内食が出たんですけど(エールフランスって豪華なんだね……)、しょうじき満腹で食いきれないぜ……が、せっかくだからそのサムシングかわいいロゼワインは頂くぜムッシュー!!(まだ飲むのかよ) でも、何度云ってもロゼというのが伝わらない言葉の壁……最終的に、「ピンクワイン!!」と、わいせつ物かよっていうオーダーをしたら、ムッシューは笑顔で私にロゼワインをくれました……☆★
 そんなわけで、かんぜんにほろ酔いでマドリード・バラハス空港に到着し、ロストバゲージに巻き込まれることもなく無事に荷物を受け取った私たちは、とりあえず初日に泊まる予定の、『アルボル・デル・ハポン』という有名な日本人宿に公衆電話から連絡です。この公衆電話の掛け方もいまいちわがんねぐでなあ〜……けっこう苦労したんじゃけんども、まあとりあえずなんとか電話を掛けて、で、「二ヶ月前に予約して、十日ほど前にも予約の確認のお電話を差し上げた者ですけど……」ということを伝えると、なんと予約が入ってないという驚愕の事実が発覚!!(ガーン) どうやら先方の聞き間違えか私の発音が悪かったのかで、予約が9/16に入っていたらしく、先方はすっぽかされたとおもっていたらしいです……電話の向うで困惑する主人と、いったいどうしようかと途方に暮れる私たち……(PM10時@マドリード)。けっきょく主人から、「うーん……まあ、これから部屋はなんとかするから、そこから地下鉄でがんばって来て。8番線10番線2番線と乗り継いで、チルソ・デ・モリーナ駅っていうところで降りればいいから。8番10番2番っておぼえて来てね、いい?」と云われ、「えっ、治安も不安だしタクシーで行く気満々だったんですけど……??」と困惑しつつも、「まあでも、きっと主人が部屋をなんとかする時間を稼ぎたいっていうのもあるんだろうな……とりあえず泊めてはもらえそうだしまあ良いか……」とおもい、「8番……10番……2番……」と念仏のように唱えながらメトロの駅へGOです。
 空港から目的地までは……というかマドリードのメトロは均一料金で2ユーロでした。(翌日乗ったときは1ユーロだったから空港行きだと2ユーロなのかも??) ガイドブックなどにさんざんマドリードは治安が悪い悪いと書かれていたので心配していたのですが、8番線と10番線の乗り継ぎは、乗客も少なく余裕で済ませることができました……が、さいごの2番線に乗り継ぐために降りたソル駅の乗り場にはTHE・ガラの悪い若者があふれかえっており、比喩でも誇張でもなんでもなく荷物を狙われている気配がプンプンです。ギャアーさっきからそこのガラの悪い男がこっちのトランク見てるし〜っていうかアキさんトランクから手を離しちゃ駄目〜!!(半泣き)で、そうこうしているうちにメトロが到着したのですが、ガイドブックなどに、「じぶんよりあとにメトロに乗ってくる人はスリの可能性が高いので、さいごに乗るようにしましょう」って書いてあったので、マニュアル野郎のアタイはそれを守ってさいごに乗ろうとギリギリまで待って……ようとしたら、なんと件のガラの悪い男が私のトランクを勝手にガッと掴んで車中に運ぼうとするじゃないですか!!(悲鳴) で、慌てて車内に乗り込んでひっしでトランクの柄を離さないように押さえてたんですけど、そしたらその瞬間若い女の子達がガンガンにぶつかってきて、ギャアアアーとおもってたらメトロが出発……潮が引いたように一気に降りていく男&若い女の子達……で、その後呆然としながらじぶんのショルダーバッグをみたらファスナー全開で本気でビックリしました。なんつーか、絵に描いたようなマドリードでの典型的なスリ被害です☆!(泣き笑い) 周りのスペイン人もドン引きだぜ☆! まあ、もちろん貴重品は腹巻き型貴重品入れに仕舞ってバッグには大したものは入れてなかったので私のほうは被害はゼロだったんですけど、アキさんのほうは、なぜか使用済みの航空券と薬関係を一式スリにやられ、いきなりテンションダウンです。(そしてアキさんはこのローテンションが4日目までつづくことに……) 個人的には、大事に至らなかったので良い経験だったかな〜とおもっていますが(私は変質者遭遇率がふつうのひとより高いので、こういうことにはあんまりめげないっつーかわりと平気です)、みなさんもマドリードを旅するときには注意してね!! 私ももう二度とマドリードで夜トランクを抱えてメトロには乗りません!!
 まあそんなわけで、この旅行最初にして最大のピンチを乗り越えてメトロを降りたあと(降りるときにドアのボタンを押すことがわからずに戸惑ってたら、同情した表情のスペイン人男子が開けてくれました☆!)、駅から出て目の前にある坂を上っていたら、宿の主人が迎えに来てくれていて、スペインの通りにはかならず通りの名前があることや、道の片側が奇数番地、片側が偶数番地になっていること、ドアを閉めるときにはぜったい背後を確認してから閉めること(じっさい確認せずに閉めて、閉まるまでのあいだになかに入ってこられて襲われて入院した日本人女子もいるらしいよ!! 怖っ!!)などを教わりつつ宿まで連れて行ってもらいました。で、その後宿でお風呂を借りて、疲れた体を横たえて、朝までバラードのように眠り……に就こうとしたけど、マドリード寒いよ!! おもわず夜中に起きて靴下二枚重ね履きしちゃったわよ!!(弱) そんなわけで1日目終了です。