はじまりのおわり
リーガも残すところあと２試合になり、どいつもこいつも残留やらCL圏内やらEL圏内が関わっているということで第37節のほとんどの試合がおなじ時間に重なってしまったため、皆がいったいどの試合を見るかというトゥービーオアノットトゥービーな選択を迫られたわけですが（大袈裟ハムレット）、私はそのなかでセビージャ対デポルティーボ戦を選択いたしました。なぜならこのカードは某W社での放送が録画ですらないからです。アトレティコ戦とどっちを見るか迷ったんだけどね！ つーかビジャレアル対バレンシア戦、一時間遅れのニアライブってナメてるのか某W社！！（罵倒）
まあそれはともかく、この試合の開始前に、先日現役引退を発表したハビ・ナバーロ（けっこう前に今シーズンでセビージャを去るって記事が出てたから、てっきりすでに引退宣言してたもんだとおもってました）の引退セレモニーが行なわれたようです。（私が見ていた某中華系ネットTVではバッサリカットされたよ☆！） このハビ・ナバーロの笑顔のイラストの巨大垂れ幕、ファンの善意がすごい伝わってくる……んだけど、なんかうっすら笑える……。（ひどい）
そんなハビ・ナバーロは、この日のスタメンのひとりひとりとハグ……。たぶん感動的な場面のはずなんですが、この動画で見ると、とにかく終始左右にふらふら揺れっぱなしのナバスの挙動不審っぷりが気になってしょうがないよ……！！
在籍中セビージャにさまざまなタイトルをもたらしてくれたハビ・ナバーロ（服がまともだとおもいきや、肘の部分に茶色い肘当てがあってちょっぴりガッカリ☆！）、ありがとう！！ それにしても、ハビ・ナバーロがいなくなったら、たぶんセビージャでいちばん試合に出てる選手DE賞はナバスになっちゃうのよね〜……いよいよ若手じゃないよな〜……。
そんなわけで（DONNA？！）試合開始。この試合はロマリッチが累積で出場停止で、数日前までカヌーテが怪我で出場が危ぶまれていたため、「ってことは、どうせルイス・ファビアーノの１トップでレナトがトップ下に入るだろうから、ドゥーシェルとのドブレピボーテでマレスカもスタメンで出られるんじゃねえの？！ オラ、なんだかワクワクしてきたゾー？！☆」っておもってたんですけど、チームにとっては幸いなことにカヌーテの回復が間に合ったため、あさきゆめみし酔ひもせず……！！（涙酒）
この試合の左右のMFは、「ナバスとカペルとフレディ（※カヌーテのことです）といっしょにプレーするのがいちばん良い」というファビアーノおじさんのインタ当番での訴えを聞き入れたのか、ナバスとカペル君でした。今シーズンは、昨季の活躍が嘘のようにパッとしなかったカペル君ですが、それもこれも昨シーズン活躍しすぎて相手にバッチリ対策を練られてしまったからだろうナ〜。（大汗） なんかカペル君ってまっすぐにしかド・ド・ドリブらないから、ＤＦからサイドに寄せられると、なぜか一旦後ろ向きにドリブってぐるっと回ってじゃないと再び前を向けないんだもんね……「そこでパスしてワンツーで抜ければチャンスになるじゃん！！」っていう場面でも、ド・ド・ドリブル大逆走〜♪で、そのたびに何度私の心のなかで横山光輝画の諸葛孔明が、「遠回りをなさいますな……」って呟いたことか……！！（例えがわかりづらい*1）
そんなわけで、シーズンの途中からは姫ちゃん監督の苦肉の策で右サイドで出場するようになったり（中央にカットインして利き足の左でクロスを上げられるように……だとおもうけど、代わりに左をやらされるナバスにはメリットないよな〜。。。）していたカペル君ですが、さいきんは本職の左サイドでプレーするときにも、あんまり無理せずに味方にショートパスを出したり、以前より球離れを良くするよう心掛けたりしていて、なんか頑張ってるナア〜って地味に胸を熱くしておりました。今シーズンで契約が切れるはずなのに未だに契約更新してないし、しょうじき来シーズンどこかに移籍しちゃいそうな気もするんですけど、でも、できればカンテラっ子にはセビージャで頑張ってほしいなあ〜。。。
……とか云いつつ、しょうじき後半に入ってカペル君がペロッティ君と交代してからのほうが、どうかんがえても攻撃に迫力が出たとおもいます。（おい） なんつーか、ペロッティ君ってすごく良い選手よね！！ なぜかペロッティ君に交代してからのほうがナバスも良い動きをするようになったしＮＥ☆！ それにしても、デポルのアウェーユニ姿のゼ・カストロ君があまりにもかわいくて目を瞠ったぜ……！！
なんか気が付くとまったく試合の感想を書いてませんが、特におもしろい試合ではなかったっつーか……。唯一おもしろかったのは、アドリアーノだかルイス・ファビアーノだか（ちょう曖昧）が、「いま抜けてれば大チャンスになったのにー！！」っていう場面でフアン・ロドリゲスに倒されたあと、ナバスが速攻で逆毛を立てた猫のようなフゥーーッッ！！っていう表情で文句を云いに行っていたところです。じぶんよりもはるかに体格の良い（※身長差15センチ*2）年上の選手に向かって、人差し指を突き立てて（※辛うじて中指ではありませんでしたが、かなりファッキンっていう態度でした）いつまでもしつこく文句を云っている姿に大爆笑。しかも、さいごの表情がかんぜんに、「おぼえてろよ？！」ってアフレコしたくなるかんじだったのもたまらない。なんかすごい威勢は良いけど、でも、アンタのほうが100％ケンカ弱そうだよナバス……！！（大爆笑）
で、そうこうしているあいだに、ふと気が付くと、試合は０−０のまま後半のロスタイムへ。試合ちゅう、ビジャレアル対バレンシア戦でゴールが決まるたびに、画面の隅のワイプ映像でゴールシーンが流れたため、ビジャレアルが３−１で勝っているのわかっていたので、「ていうことは、この試合勝ち点１でもセビージャのCL圏内は確定かア〜*3」とおもってわりとノンキホーテに見てたんですけど、そしたら、ロスタイムに入ったばかりの90分に、右サイドからのアドリアーノのクロスをペロッティ君がヘディングで押し込みゴール！！ セビージャ、土壇場で勝ち越しゴール！！
なんかこの日のセビージャは、ヘディングを打てども打てども悪夢のように枠外に外しまくってたんですけど（ルイス・ファビアーノが外したりカヌーテおじさんが外したりルイス・ファビアーノのヘディングがポストに当たって跳ね返ったボールが丁度GKのところに行ったり）、まさかペロッティ君が決めるなんてビックリだぜ！！
ペロッティ君、プリメーラ初ゴールおめでとう☆★（祝） しかも初ゴールがこんな、CLストレートインの３位を決定づける大事なゴールだなんて、なんかペロッティ君は運を持ってる子だなあ〜！！（感心） たぶんこの先どんなに試合を見ても、ナバスがこういう劇的なゴールを決めることなんてないとおもうわ……！！（ひどい）
決定的なゴールを決めたペロッティ君は、ピッチ脇の控え選手や監督のいるほうに向かって走っていき、そのままみんなと歓喜のハグです。そしてその後、ピッチ上から駆け付けたチームメイトに押しつぶされて、あっという間に男山完成……☆★
男山解体後、ペロッティ君が改めてドゥーシェルとハグしてるのを見ながら、やっぱりアルゼンチン人同士仲良いのね〜とおもってしみじみしました。
それにしても、おそらくこれがサンチェス・ピスファンでの最後の試合になるだろうっていうのに、１−０になったあとに、かんぜんな時間稼ぎとしてルイス・ファビアーノとの交代でマレスカが投入されたのが悲しかったわ。。。（ひとり静かに大号泣）
まあなにはともあれ、１シーズン振りのCL復帰おめでとうセビージャ☆★（祝）
JESÚS NAVAS : "HEMOS LOGRADO LO QUE VENÍAMOS BUSCANDO DURANTE TODA LA TEMPORADA"
「3位というとても良いポジションをシーズンを通してチームはキープできたし、今シーズンずっと願っていた事がこの試合に勝てたことで達成する事ができた。ここで勝たなければいけないことは分かっていたし、しっかりと自分達の仕事を果たす事が出来た」
「サポーターは10点満点だと思う。この目標を達成する為に選手、サポーター、皆が一つにまとまっていた」
「ロッカールームはこの勝ち点3を得る為に集中していた。自分達はチャンスを作り出していたが、運に恵まれなかった。だがようやく自分達の目標を達成できた。サイドにボールを動かす事を心がけて、そこからゴールが生まれた。それが一番重要なこと」
「ハビ・ナバーロは全ての賞賛に相応しいキャプテンだ。彼と一緒に過ごした時間はとても素晴らしいものだったし、彼の全てをセビージャに捧げてくれた」
http://www.sevillafc.es/_www/actualidad.php?op=not&id=14036
しょうじき私、さいきん試合を見ていてもまったくもってセビージャが強いようにはおもえず、「なんでこのチームが３位でフィニッシュできたんだろう……？？」といまだに疑問だったりもするんですけど（ひどい）、まあでも、なにはともあれ無事にCL出場権を得ることができて良かったです。18節終了時からずっと３位をキープしてきたのに最終節で５位以下になったら虚しすぎるもんな！！ つーかそれにしても、この動画で上半身裸のナバスに抱きつかれているエスキュデなどを見ていると、「いったいどのくらいの善行を重ねたら、来世でこういう良い目に遭えるのかしら……？？」と、ついつい遠い目になってしまいます……ホント羨ましい……。（ちょうキモイ！！）
まあなんにせよ、CLストレートイン、ほんとうにほんとうにおめでとう☆〜★（祝）
来季も怪我することなく、またCLの舞台で活躍してNE☆！（すごい構図！！）
*1:横山光輝の『三国志』で、孔明が劉備に向かっておじの劉表の城を奪っちゃうよう進言したところ、血が繋がっているのでそれはできないと劉備に断られた際に孔明が呟いた台詞です。（わかりづらい上にうろ覚え）
*2:フアン・ロドリゲスは185センチらしいので170センチのナバスとは15センチ差のはずですが、どうかんがえてもそれ以上に身長差があるように見えたので、たぶんナバスは２〜３cmサバ読んでるとおもいます。『探偵ナイトスクープ』でも、自称170センチの男はぜったい170センチ以下って云ってたらしいし。
*3:もしセビージャがこの試合で引き分けだった場合、ビジャレアルとの勝ち点差が残り１試合で３なので、直接対決の結果でビジャレアルを上回るセビージャは４位以内が確定だった。
