地平線ギリギリまでの星空に

 昨夜というか今朝というか、CL予備選のAEKアテネ対セビージャ戦がありましたね。ホームでの1stレグに2−0で勝ってるから、たぶん本戦進出はだいじょうぶだろうとはおもったんですけど、でも、いまのセビージャの選手たちの精神的・肉体的な疲労をかんがえると、いったいなにが起こるかわからないような気もしたので、がんばってネットでチェックしてみました。ま、取り越し苦労だったけどNE☆!

 この試合の前に、ギリシャで起きた大規模な山火事の被害者とプエルタの追悼のための特別なVTRがスタジアムの電光掲示板で流されてました。。。AEKアテネ、紳士な計らいですね。。。この日のセビージャは、ヨーロッパの舞台で着るためにわざわざ作った3種類のユニフォームのうち、『セカンドユニホームは大胆かつ斬新なもので、黒地に中央にスペインカラーをデザイン』と公式HPでも紹介されていた、大胆かつ斬g新gな、「つーか、そのコンセプトってどうなの?!(大汗)」な黒装束ユニフォームだったので、喪章も黒ではなく白いものを着けてました。それにしても上の画像のナバス、ちょっと白目ですね……喪章の色に合わせたんだね……!!(えー)
 ☆3つのデザイン☆
 いままで載せる機会がなかったので、ついでなので載せておきます。公式HPによると、「ファーストユニホームは白地に赤い十字のデザインで襟にスペイン国旗をデザイン。セカンドユニホームは大胆かつ斬新なもので、黒地に中央にスペインカラーをデザイン。AEKとの第2戦での着用が予定されている。最後にモナコでのスーパーカップで着用するユニホームは白で、スペインカラーである赤を基調とし黄色をラインで入れたもので、代表の伝統的なデザインと同じものである」ということらしいんだけど、スペイン代表とおなじデザインって……そんな勝負弱そうなユニフォーム着てスーパーカップ戦って良かったの……??(多方面に失礼)
 ☆そんなわけで、この日はセカンドユニ☆
 なんか紙芝居みたいな映像で見たんでよくわからなかったんですけど、試合の序盤はAEKアテネのほうが押していたような気がします。(たぶん) つーか、AEKアテネといえばリバウド☆!(しか知らねえ……) そして、リバウドの直接FKちょうこええええ〜!!(大汗) 序盤に二回リバウドの直接FKがあったんですけど、どっちのシュートも壁を越えてちゃんと枠に飛んでました。パロップのナイスセーブのおかげで助かったけど……ちょうあぶねええええ〜……!!(大汗) まあでも、その序盤のAEKアテネの攻勢をしのぎきってからは、あとはもうずっとセビージャペースだったとおもいます。この日は、ミラン戦のときよりもナバスの動きも良かったです。このあいだよりも生気があったというか……(笑)。で、「一点アウェーゴール取っちゃえば楽になるんだけどな〜」とおもいながら見ていたら、ナバスのスルーパスを受けたダニエル・アウベスがPA内でファウルを受けて、なんとPKゲット!! リプレイ映像で見るとちょっとシミュレーションくさかったような気もするけど、……ドンマイ☆!(おい)ここでセビージャにアウェーゴールを取られると、逆転するには4ゴールするしかなくなってしまうAEKアテネの選手たちは、アウベスに激しく詰め寄って抗議してましたが、私はそのとき、両者のあいだに入って、ちょう涼しい顔で仲裁をするポウルセンを見て大爆笑してました。アハハハハ、ちょう心こもってねえ〜!!(※ちょう失礼)

 そのPKは、ルイス・ファビアーノがキッチリ決めて、0−1。そしてそのあとファビアーノは、天国のプエルタに向けて、ゴールを捧げるパフォーマンスを。。。(涙)
 「あ〜これでかなり楽になったな〜」とおもってほっとしてたら、ダニエル・アウベスコーナーキックにケイタが合わせて、ヘディングでゴール!! 追加点!! 0−2!! つーかどうでもいいけどこのゴール、この日のスタメンじゃないと知っていたはずなのに、しばらくカヌーテがゴールしたとおもってました……。(おい) ゴールをしてよろこぶケイタを見ながら、「カヌーテ……なんだか人が変わったよう……?!」とかおもってました。人が変わったようっていうか、じっさいに変わってるっていうか、別人でした。(ひでえ!!) そういえばむかし、柏原 崇が急病でドラマを降板してとちゅうから葛山 信吾がその代役をつとめることになったときに、「社長、なんだか人が変わったみたい」っていうセリフだけで、その不自然なキャスト変更についての説明を済ませたことがあったよなあ〜……。(ぼんやり) それにくらべたら、ケイタとカヌーテをまちがうくらいかわいいもんだとおもうんです。あ、でも私、ドラマ『夜王』の北村 一輝がいつのまにかハビ・ナバーロに変わっていたとしても、もしかしたら気がつかないかもしれないですけどね!!(おい) ハビ・ナバーロ、ホスト顔じゃね??(失礼)

そしてこれは、試合とはまったく関係ないんですけど、さいきんの私のお気に入りの一枚です。なんかこれ、高校生(下手すれば中学生)のナバスが、おなじ学校のわるい先輩からたぶらかされているようにしか見えないところが、最高におもしろいとおもいます。なんというか、スペインだけに、リアルに、『バッド・エデュケーション』ってかんじだよNE!!(おい) うーん、まあでも、そのときいちばん気になるのは、「ナバーロ先輩いったい何年留年してんだ?」ってことですけどね……!!!!
……って、すみません、さいきん私にしては珍しく、わりと真面目な記事ばかり書いてたので、なんかその反動で、クソどうでもいいことが書きたくなってしまって……!!(病気?!)
 そんなわけで、はなしを試合に戻します。0−2になったあと、今度はさっきアウベスが蹴ったのとは反対側のコーナーをゲット。キッカーがカペル君(U-20W杯でスペイン代表として活躍したヤングカンテラーノ)で、「へえ〜カペルがコーナーキックを蹴るんだ〜」とかおもってたら、そのボールをルイス・ファビアーノがヘッドで合わせて、セビージャ、あっというまにアウェーで0−3です!! ファビアーノもカペル君もすげえ〜!!

 みんなで祝福のハグ!! 右のひと見切れてるヨー?!(つーか、ピントも合ってねえ……)

 (やっぱりいまいち右のひとにピント合ってないけど・笑)、おめでとうーー!!☆★
 そんなわけで、前半は0−3で終了。もうYO!YOU!!なムードが漂いはじめたセビージャは、後半開始から右サイドMFに、新加入のトム・デ・ムル君を投入です。つーかそれにしても、デ・ムル君はいつ見ても、なんとなくどこか宇宙人的な容姿ですね!!(※失礼です) で、「デ・ムル投入ってことは、ナバスは疲れてるだろうし前半だけでお役ご免ってこと?! ヤッターもう試合も決まったことだし、これで私も寝れる……!!(嬉涙)」っておもってたら、アレ……なぜか後半もまだ、ピッチ上にナバスがいるよ……??(困惑) よく見ると、代わりにいなくなったのはファビアーノ……どうやらデ・ムル君はファビアーノとの交代だったらしく、ふと気が付くと、セビージャのフォーメーションは、右サイドがデ・ムル、左サイドがカペル、1トップがケルジャコフで……ナバスが……ナバスがトップ下??!!(大驚愕)

 さて、後半に入っても、セビージャはスーパーカップの鬱憤を晴らすかのように攻めつづけ、じつは映像がしょっちゅうブツブツ途切れやがったので詳細がサッパリわからなかったんですけど(ガッデム!!)、だれかのパスから(「as」を見たら、「ケルジャコフのパスからケルジャコフがゴール」という宇宙なことが書いてあったけど、たぶんカペル君??)、ケルジャコフが4点目となるゴール!! あとでハイライト動画を見てみたら、ケルジャコフは空を指さしてゴールをプエルタに捧げたあと、そっと十字を切ってました。。。(涙)

 その後、セビージャは相手にPKを与えてしまいましたが、「まあでも、もう0−4だから1点くらい取られてもしょうがないかな〜」とおもいながら見ていたら、なんとこんなときまで、パロップの神セーブが発動!!!! 「うわー4点差だというのに、パロップ容赦ない!!(笑)」とおもって笑いながら見てたんですけど、そしたらPKセーブのあと、パロップがすっと立ち上がって、人さし指を高く空に向かって指してて……。で、私はそれを見たときにはじめて、「PKを止めることが、キーパーにとってはゴールを捧げるのとおなじような意味を持つのかもしれない」っておもって、なんだかきゅうに泣きそうになりました。。。きっとスーパーカップのときも、あのPKを止めて、そしてそれをプエルタに捧げたいとおもっていたんじゃないかな……だからこそ、あのときカカに決められたあと、なかなか立てなかったんじゃないかな……そうおもうと、なんというか、たまらないきもちになってしまいました。。。(涙) 「もう4点差ついてるから、PKだし1点くらい取られても良いや〜」っておもった私は、ほんとうにバカだった!!パロップ、ゴールを守ってくれてありがとう&PKセーブおめでとう!!!!(涙)
 ハイライト動画です。
 その後、もう一度ファウルを取られてAEKアテネにPKを与えることになっちゃって、それはリバウドに決められてしまいましたが、けっきょく試合は、そのまま1−4で終了。二試合合計1−6の完勝で、セビージャ、見事CL本戦出場決定です!!!!
 セビージャ公式HPにナバスのコメントがあったので、引用しておきますね。

ヘスス・ナバスはAEKで再日良いパフォーマンスを見せた選手の1人で、試合後、満足感を示していた。
「真剣な試合をしたし、彼等をより厳しい状況に追い込むために早い時間での得点が必要なことを知っていた。けど、彼等は体調が万全で簡単なものではなかった。今は楽しまないといけない。今日は素晴らしい日になったし、ヨーロッパ最高の舞台でのプレーを楽しまなければいけない」

また、ヘスス・ナバスはこの日の勝利をアントニオ・プエルタに捧げた。「この勝利はプエルタにとっても嬉しいこと。彼にこの勝利を捧げる」と話した。