ウィー・アー・ザ・チャンピオン

 昨夜は、セルティックマザーウェル戦を見てみました。セルティックが勝てば2シーズン連続の優勝が決まるという試合です。ざんねんながら、アウェイゲームだったんだけど……アウェイゲームだったんだけど……でも、前日の試合でレンジャーズが負けてたら、その時点でセルティックの優勝が決まっちゃってたわけだし……それよりは、この試合に勝って優勝が決まるってほうが、セルティックサポーター的にもうれしいわよね?!(よね、と云われても……) ちなみにこの試合も、解説担当が川本治さん、実況担当が假野剛彦さん(※美声です)というおなじみのコンビです。
 そんな大一番なので、セルティックサポーターがアウェイだというのにけっこう駆け付けてたみたいなんですけど(ゴールネット裏はセルティックサポだらけ)、でも、全体的に空席が目立っていましたね。「まあ、キルマーノックサポ的には、よそのチームの優勝の瞬間なんかみたくないよなあ〜」とおもいながら見てたんですけど、なんか假野さんの説明によると、どうも、当日応援にやって来たセルティックサポーターを会場に入れたくないがために、キルマーノックの会長が、当日券を一切売らなかったそうです!!(笑) 興行的なことをかんがえると、セルティックサポーターだろうがなんだろうが、チケットを売ったほうがいいとおもうんだけど(スコットランドのチームはどこも経済状態があんまり良くないし)、「ぜったいにじぶんのところのスタジアムでほかのチームが優勝する瞬間なんか見たくない&全力で優勝を阻止したい!!」という、会長の無駄な男らしさがかんじられるエピソードではありますね……☆★(微笑)
 俊輔のコーナーキックヤン・フェネホール・オフ・ヘッセリンクのヘディングでセルティックが先制です。(雑な説明) 昨夜のレアル・マドリーバレンシア戦のベッカムのFK→セルヒオ・ラモスのヘディングを見たときにもおもったけど、やっぱりセットプレーのときに良いキッカーがチームにいるっていいですよね。アトレティコの昨日の試合なんて、さいごはアグエロコーナーキックを蹴ってたもんナア……(遠い目)。まあでも、前半は0−1のまま折り返したものの、後半のわりと早い時間に、かんぜんにDFラインを崩されて、あっさりキルマーノックに同点に追い付かれてしまったんですけどね……まあ、サイドバックが左右どっちも怪我で離脱してるから守備が甘いのはしょうがないっちゃしょうがないんですけどね……本職はCBだというのに、人手不足のせいでむりやり左SBをやらされてるコールドウェルがクロスを上げたとき、実況の假野さんから、「意図がかんじられないクロスでした」と美声で悪口を云われてたりもしたけど、それもいたしかたないことなんです……よ……。(目を逸らしながら)あ、そういえばアイラブ・ウィーラブ・ライオダン*1に、ドイツのあるクラブが興味を示してるらしいですね〜。まあ、どこのクラブだったかはわすれたけど。(おい) なんか、来シーズン一部昇格するチームだそうです。ライオダン……たしかに出番はすくない&あんまり活躍できてない(ちょう失礼)けど……でも、セルティックからいなくならないでほしい……ライオダンがいなかったら、私がセルティックの試合を見る楽しみが3%くらい減っちゃうよ……!!(※旧消費税程度) でもそのライオダンは、この試合で、終盤の決定的なチャンスを二度ほど外しちゃってましたね……(涙)。二度目のときには、わすがにストラカン監督も、青田典子ばりに、「ジーザス!!」な表情で、ピッチを激しく蹴りつけていました。ついでに実況の假野さんからも、「ストラカン監督は、『おまえなんかドイツに行ってしまえ!!』というような顔をしていましたね」と美声で悪口を云われてました。ううう、ライオダン……!!(大爆笑←笑うなよ)
 それにしてもこの試合、中村俊輔がどれだけ後ろから倒されようがタックルされようが、審判はファウルを流しまくりですね……。スコットランドの審判は、いつ見てもホームには甘くアウェイにはきびしい判定です。まあ、ある意味潔いけども……。*2そんなわけで、ファウルを流されまくりマクリスティーな90分が過ぎ、突入したロスタイムに、PA付近で俊輔が倒されてFKゲット!! というか、やっとファウルを取ってくれたよ!! FKを蹴るのは、もちろん中村俊輔です。キルマーノックの近すぎる壁に突っ込んだり、ホイッスルが鳴る前に前方に突進してくるDFを審判が力ずくで抑えてるのを見て爆笑したりしているうちに、FKが直接見事に決まり、セルティック、劇的な決勝ゴールです!!!! ぎゃああああ!! すげええええええ!!!!

 ゴールが決まった瞬間、ユニフォームを脱いでファンのところに走って行った俊輔を見ながら、なんかもうふつうに感動しました!! しょうじき、前日のアトレティコの敗戦でちょっとヘコんでたんですけど(可哀想)、「中村俊輔が、ロスタイムの決勝ゴールでセルティックの優勝を決めた」というこのシーンを見て、そのへコんだきもちが一気に吹っ飛んだよ!! ほんとうにおめでとう!!(感涙) なんかもう、ライオダンがそれまでにさんざんシュートを外していたことさえ、この劇的なラストのためのお膳立てだったかのようにおもえるくらいよ!! ありがとう、ライオダン!!(えー) どうでもいいけど、俊輔のFKが決まった瞬間、ストラカン監督がそれまで飲んでたドリンクを吹っ飛ばして子供のように駆け出して行ったのが、たまらなくかわいかったです。なんというか、ストラカン監督は、ほんとうに愛すべきキャラクターだなあ〜!!(笑)
 私はべつにセルティックファンというわけではないんですけど、でも、たぶん今シーズンいちばん試合を見ているのはセルティックだし(アトレティコは放送がない場合も多いからなあ〜)、CLもセルティックが敗退してからあきらかにテンションが落ちちゃったし……うーん……なんというか、それなりに愛着があるので、やっぱり優勝の瞬間を見られたことは(しかも決勝ゴールが中村俊輔!!)素直にうれしかったです。実況の假野さんが、川本さんに、「このような素晴らしい瞬間に立ち会うことができてうれしいです。ありがとうございました」みたいなことを云ってたんですけど、なんかまさにそんなかんじでした。私もうれしかったです!!(誰に云ってるんだ?) あ、でも、中継のさいごに、假野さんが、この試合の数時間後に発表されるという、スコットランド・プレミアリーグ年間MVPについて、「中村俊輔が年間MVP受賞したかどうかについては、興味がある方は、インターネットなどでしらべてみてください」って云ってたのは、しょうじき、「ええ〜?!」っておもったわっ!!(笑)*3

*1:元ネタは、「アイラブ・ユーラブ・バンコラン」という、『パタリロ』のアニメソングの一節です。(わかりづらい)

*2:スペインだと、「なぜホームなのにこんなひどい目に?!」というような謎の判定が……(涙)。

*3:ちなみに、ド本命の中村俊輔が年間MVPを受賞してましたね。おめでとうございまーす☆★